私が早朝、仕入れに行くと食べる
市場にある食堂のおばさんが作る変わった具のおにぎりがあります。
塩辛とかコロッケとかしらす生姜とか、今なら蕗みそとか。
おにぎりが包んであるラップのシールに具の名前が書いてあって、
その日の気分(6時頃なんですけどね)で選ぶのですが、
食べると中身が全然違っていたりして、
でも慣れっこなので、誰も文句を言わない(笑)
そんなおにぎりです。
保育園でも初夏を迎え、菜園活動が盛んな時。
今年もいくつかのチームがお米作りに挑戦しています。
稲を育て、お米を収穫すると
毎日いただいているご飯の大切さが
身にしみてみんなに伝わってきます。
お米作りの時に子どもたちに話します。
みんなの大好きな「おにぎり」もお米でできています。
「そんなこと当たり前じゃない」とみんな思っています。
そう、当たり前のおにぎり。
では、 おにぎり ってなんだろう。
「お母さんがみんなのことを考えて一生懸命に作ってくれる料理!」
なのかなぁと思います。おかあさんだけじゃない。
だれかが誰かを思って、愛を込めて作る代表料理。
だからみんなおにぎりが大好きなのですね。
昨今では「人が作ったおにぎりなんて食べられないよ」とか
「おにぎらず」なんていうのも流行っていて、
だんだんおにぎりのイメージが変わっていくようです。
うーん、
「ほんわか心が暖まる究極料理だなぁ。
おにぎりという名前の響きもいいよねぇ」
と思いませんか。
世の中はどんどん変わっていくけど、
こういうのは子どもたちに一番に伝え続けたい。
・・と青い苗代を見て考えるのでした。
(グリーンデザイナーKaoru)