日常

自己肯定感を上げる

全米トップのオンライン中高一貫校といわれる「スタンフォード大学・オンラインハイスクール」で校長を務める星 友啓さんの記事を目にした。
脳科学と心理学を用いた手法で、生徒たちの自己肯定感を高めるための支援を行っているそうである。

自分のありのままを受け入れる自己受容と、誰かの役に立ったり親切にすることで幸福感を得たりすることが、自己肯定感のためには大切だそう。

日本は、他の国の若者に比べて自己肯定感が低いということがよく言われる。
赤ちゃん時代には母親やそれに代わる保護者のもとで、“自分中心”の世界を生きてきたはずなのに、成長するにつれ、だんだんと自己肯定感が下がっていくということになる。

日本の文化では、場の空気を読んだり、調和を重んじたりすることが特長でもあるのに、学校という環境ではどうしても他者と比較される場面が増えていき、勉強の成績がはっきり差として現れる。

保育園時代に自由な雰囲気で育ってきた我が家の長女は、小学校へ上がってすぐ、「一つも間違えちゃいけない!」「皆と一緒じゃなければいけない!」という強迫観念のようなものが急に噴出して、ガチガチに緊張していた。
半年以上経った今では、だいぶズルいことも考えられるようになってきたが、それでも他のお友達の動向がだいぶ気になるようだ。

星さんの話題に戻ると、ちょっとした練習や習慣づけで変わることができ、スキルの一つとして自己肯定感を高めることも可能だと考えられる。

日本の現在の環境で生活していても、きっと本人にも親にもできることはあるはず。
まずは、感謝の気持ちで子ども達の存在を受け止めてあげたい。

(保育再生プロジェクト アドバイザーS)

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